LINE Developer Dayに参加してきた
最近あまりカンファレンスに行けてなかったものの、渋谷開催で近かったのもあって久しぶりに参加してきた。
ラインナップとしては以下のとおり。細かいスライドの内容はgistに張ってあるのでそちらを参照してもらえると良いかと。
A-1 オープニング
10:30-10:40
A-2 LINE Global Cluture
10:40-11:00
A-3 LINE Messenger for the World
11:00-11:40
雑感
- グローバル化を推し進める上で通信環境の差異を現地に足を運んで確かめるというのはすごく説得力があると思った。
- レビューの星の数や本文を形態素解析し、モニタリングできるシステムを内製で作っているのでユーザーの声を拾いやすくする仕組みが整っているなと思った。
- 弊社でもやりたい。
- パキスタンからの通話のうち半数がサウジアラビアへの通話、1/4がパキスタン国内への通話というのが興味深かった。
A-4 LINE Platform Development Chronicle
11:50-12:30
雑感
- サービスが拡大するにつれバックエンドの構成に問題が生じ、その度にスケールしやすく、レスポンスタイムが高速になるように最適化を行っていた。
- マイクロサービスを作るときは短期間でiterationを回し、目的を達成したら縮小 or 解散。そのメンバー構成も組織図にとらわれないものというのはなかなか新鮮だった。
A-5 HBaseとRedisを使った100億超/日 メッセージを処理するLINEのストレージ
13:30-14:10
雑感
- 専門用語が多くなかなか難しいセッションだったものの、HBaseの特性を活かしてテーブル設計しないと膨大なアクセスをさばくのは難しいことがわかった。テーブル設計は重要
B-3 グローバルなネットワーク環境と複数OSに対応するためのLINE Game Client Platform開発戦略
14:20-15:00
雑感
- 通貨単位が大幅に違うと桁あふれが起きてしまうというのはなかなか危うい問題だと思った。
A-7 巨大化するスタンプ・着せかえ販売システム、その危機と復活の記録
15:10-15:50
雑感
- ショップサービスの利用者数はLINEのユーザー x ショップサービスを利用する割合。このパラメータが短期的・長期的にどう変わるかを考えることでスケーラビリティを意識したサービス運用ができる。
B-5 ビッグデータを活用するための分析プラットフォーム 〜データ集計した先に求められる分析技術〜
16:00-16:40
雑感
- エンジニア向けとプランナー向けでデータ分析のシステムを分けているというのが印象的だった。
- サービスが拡大・グローバル化が進むに連れKPIが増えすぎて追えなくなる -> 自動化は避けては通れない道だと感じた。
- 弊社も分析ツールがあるが、項目が多すぎて見切れていないのでは。
- サービスが長寿化・多様化するに連れ訳の分からないフラグが増えまくる -> 共感出来すぎてヤバかった。
B-6 ベイズ推定とDeep Learningを使用したレコメンドエンジン開発
16:50-17:30
雑感
- 望ましいレコメンド結果を手に入れるにはある程度の仮説や、パラメータのチューニングが必要。
- 研究として扱うのであればそこもセンシティブに考える必要があったが、企業としてやっていくにはこれで十分なのでは。
- システム構成が、インプットとロジックを変えるだけで様々なレコメンドに使えるというのは素晴らしいと思った。
- 購買履歴がなくても画像の類似度でレコメンドができるというのは興味深かった。