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personal note for technical issue.

WindowsとMac両方で同じTexファイルをクラウド上で更新可能にする環境設定

久しぶりの更新です.

そういえば昨日TOEICを受けてきました.リスニングは今までで一番いい出来でしたが,リーディングで集中力が切れて一番感触悪かったのでトータルの出来はトントンですかね.結果が来るのが怖い…

今日はLaTex絡みで記事を更新したいと思います.
そろそろ卒論・修論の季節になって参りました.かくいう自分も来年には修論を出す身でありますが,切羽詰ってくると,できる限り使える時間は論文執筆にあてたいものですよね.

そこで,今回の記事のテーマは,

WindowsMac両方で同じTexファイルをクラウド上で更新できるようにする」

です!

まずは現在構築した環境について軽く説明を.

WindowsTex環境

角藤さんのインストーラ一式で構築しています.
インストーラ(直リン)

MacTex環境

こちらのページを参考に構築しています.
教授でもできるMacOSXへのX11とLaTeX、Ghostviewのインストレーション
TexShopの設定は特にいじらず初期設定のままです.

環境設定でハマったポイント

文字コードを揃える

私の場合,Windowsで書いたファイルをMacで編集して…というような使い方をしました.ここで気を付けなければならないのは文字コードです.

とぼやいていると,とフォロワーの友人が助け舟を出してくれました.


Windowsで書いたファイルがうまくいかない->Macで新規作成してファイルを作りなおす
というようなことをすると,もともとWindowsで使っていた文字コードMac文字コードが一致せず,コンパイルを通すと文字化けする,というようなことが起こります.

ですので,使う文字コードを両方の環境で一致させることが重要です.
私はISO 2022-JPに合わせました.

MacTex編集する場合に,テキストエディットだと文字コードの設定が若干面倒くさいので,CotEditorというEditorを利用することをオススメします.

Mac OS X 用プレーンテキストエディタです。

http://aynimac.com/p_blog/files/article.php?id=41
jbibtexのオプションの設定

ファイルの文字コードを揃えても,Macコンパイルを通すと参考文献のみが文字化けする,ということが起こりました.ここではjbibtexを利用する場合について説明します.


という訳で,またもやフォロワーの友人に教えてもらった所,Macでは--kanjiオプションを利用して文字コードの制御を行う必要があります.

このため,Makefileの書き方としてはこのようにしておきました.

BIBTEX=jbibtex             #win
BIBTEX=jbibtex --kanji=jis #mac

コンパイルする環境に合わせて,このオプションを適宜切り替えて行くと良いと思います!


あとは,作ったファイルをDropbox上等に置き,各端末から更新していけばOKです!
ただし,Dropboxも不都合がでたりする可能性もありますので,こまめにバックアップはとっておきましょう…!